行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

高齢夫婦が脳梗塞で相次いで麻痺、認知症と

 朝9時になるのを待って、9時を回った時間に今日訪問の約束していた後見審判申立人になって居る兵庫県尼崎市の申立人のご自宅に電話した。

 実は、実の兄弟が申立人となって、審判申立書を提出して居た。私は、被後見人の介護ケアマネジャーから依頼されて後見人の候補者となって居た。

 先日、最後の打ち合わせの機会を得る為に電話連絡を、ご自宅に入れた。いつもなら申立人となった旦那さんが出るのに奥さんが出た。パニクって居た。

 その日、急に認知症の様な症状が出たと言って、泣き声で何やら助けて欲しいと訴えて居た。

 「これから、認定調査に地域包括支援センターが来てくれます。私は、障がい者なので動けない。何をどうして良いのか。」

 そんな、たて込んでいる時に電話してしまった。

 その後、家庭裁判所にその情報を伝えて、その事態に次善の策を頂いた。直ぐに、旦那さんから奥さんに申立人の変更をお願いして、奥さんに代えて貰う様にお願いした。

 了解を頂いて、最初は訪問して書類に押印と戸籍謄本の取得への委任状を頂いて代理受領をしたかったが、私のスケジュール管理ミスでトリプルブッキングしてしまった。

 仕方がなく、返信用封筒を入れて手続きをお願いをした。投函して1週間。家庭裁判所からの催促もあって、ご自宅へ連絡した。これまで、旦那さんが日常生活を支えて居た。

 奥さんが障がい者となって居るので、従って控えめに過ごして居た。旦那さんの突然の病で、何が何だか分からないまま前面に立つ事になった戸惑いは、よく分かる。

 なので、全く接点の無かった遠方に住む戸籍上の兄弟の、突然の成年後見申立人に依頼されて迷惑そのものでしかない。

 しかも、その兄弟の方ではなく兄弟の奥さんで血の繋がりはないのだ。何度か訪問しても旦那さんとお話しする事はあっても、奥さんとは面と向かってお話し出来て居なかった。

 心苦しかったが、もう、奥さん以外に今直ぐに後見申立人に依頼する方はいない。

 電話すると、依頼した書面作成全く進展して居ないし移動するのが困難な身体で、私が訪問して当初の予定通りの手続きを行う事にしてこの日曜日午後1時頃に伺う連絡をした。

 事務所から、兵庫県尼崎市のご自宅へこれまでの通常のかかる時間を基に2時間と想定して11時に出発した。

 処が、予想に反して道路はすいていて、何と、これまでの半分の1時間弱で到着してしまった。

 12時なので、近所のスーパーに車を停車させてその中で、弁当を購入して食べた。

 徒歩で数分の申立人自宅に着いてインターフォンを押すと玄関のドアが開いた。何と、開けたのは旦那さんだった。

 事前に、奥さんと何度かお話しを伺った時には、大分、ひどい状態と受け取って寝たきりの言語障害、記憶障害、身体障害と伝えられていた。

 簡単にご挨拶を交わして、部屋に招き入れられた時には、全く、違和感はなく奥さんの大袈裟な話に翻弄された、と内心思った。

 処が、いざ、用件の成年後見申立人としての書類関係の話しになると、これまで、旦那さんが座っていた椅子に奥さんが座った。一方的に話し始めた奥さんをよそに、旦那さんの姿が見えなくなった。

 自分の苦労を聞いて欲しい気持ちを十分に理解して、傾聴に身を置いた。これまで、旦那さんがどっしりと構えて我々に応対していた雰囲気を受け継いで、

 「私が、脳梗塞で麻痺が残ってお父さんに頼っていたけど、これからは今までかけた迷惑を、今度は私が返してあげないと。」

 と、言ってこれからの使命感を強く感じた。

 ただ、旦那さんを病院に連れて行くのに正常な人だったら5分も掛からない道のりを、

 「私が歩けないから、タクシーを頼みます。しかし、すぐ近いので余りいい顔をしてくれないので、遠回りして病院へ行って貰います。」

 また、

 「他の人の様に、勝手に出て行ったりしないから、未だ、楽です。突然、出て行ったら私が歩けないので追い掛けられない。」

 そんな、悲しい事を聞いた。

 帰りは、近くのスーパーに寄って買い物をして、守口市迄戻って来て銀行🏧に立ち寄って自宅マンションに無事帰宅する。

 

 戻って一眠りして起きるとメールが成年後見センター職員から入っていた。新型コロナに感染したとの事だった。

 朝、出発するまで密度の濃い仕事をした。一番時間を掛けたのは、大阪府への居住支援法人指定申請書の作成。完成させてメールにて申請する。

 この日、尼崎市に持参する押印して貰う書類と戸籍謄本を取得する市役所への委任状を作成した。

 今日も、宅地建物取引士の過去問題を10問行った。全く、言葉や法律が分からない中で行って居る。今日は10問中4問正解だった。

 以前、行った問題の中身を言葉や制度を調べながら勉強したが、1問行うのに20分位掛かった。文章が4問あって正解はどれか、と言う問題が50問続いて70%以上の正解で合格する。昨年が72%正解で合格だった。50問で36問正解で合格だ。

 第二の人生ノンフィクションの作品募集に応募する事にして、書き始めた。