行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

助言をきかず移住して現実を知る

 午後2時、お客様と面談する場はここに決めて居る。イオンモール「丸福珈琲店」にて、広島市から移住して来た方と、移住してから2度目の面談を行った。

 ご本人が、かなりの心配性で独居で身寄りがない境遇に、自分なりの準備をしておきたいと常に口に出して居る。

 具体的には、平時でも何が自分の身に起こるか分からないので、安心する制度を利用させて欲しい、との希望に沿って当方の制度利用を説明した。

 すぐにでも契約して安心したいと希望しても、それでも、私は、

 「慌てずに契約内容をよく読んでからでも遅くない。」

 と、一気にではなく、現時点で必要なものを契約して、少しずつプラスして将来のものに通じて行く事にしましょうと言って居る。

 先日は、緊急連絡先の契約書をお渡しして持ち帰って内容を確認して宜しければ捺印して持って来てください、と言っておいた。しか、それを忘れてしまったようだ。

 「契約したいので、契約書を持って来てくれましたか。」

 「いや、先日お渡ししていた筈ですが、読んでいませんね。」

 と、言って既に5月16日に入居する時には居住賃貸契約書に緊急連絡先として私の名前が明記されて居るが、契約金も頂かずに契約書も交わしていない。

 そうして、今日は「生前及び死後事務委任契約書」と「委任事務及び任意後見契約書」を示して、それぞれの特徴と手続きを説明した。

 「制度や手続きはわかりましたが、料金はおいくらでしょうか。」

 「先ず、基本料金が50万円でその負担は、幾つかの方法があります。」

 そう言って、預託、事前に暗証番号などの情報提供、財産管理契約や葬儀保険加入などの手続きをお話しした。

 その何も大丈夫で、いつでも暗証番号を教える情報提供でも、通帳やキャッシュカードを預ける、と言う。加えて、葬儀保険加入を希望されて、今日は資料を持参していないので、次回持参する事にした。そうして、年齢から判断して月額1000円程度だと伝えると、

 「そんな掛け金なら、二口でも三口でも加入します。」

 と、言っていた。

 転居して一月くらい経ってので、住み心地を聞いた。やはり難点に気づき始めた。

 住宅の設備であるエアコンが古くて、使ったら壊れるのじゃないか。隣人の人とお話しする機会があって、エアコンが壊れたので修理を家主に求めると逆に自費で直すように要求される。仕方がなく自費で購入した。

 挙げ句の果てに、出て行く時には置いて行くように言われて怖くなって、使えないという。私達が、どうしてこの地に来たんだ、と言われた意味が段々分かって来た、と言う。

 今日は三輪さんに加えて、菊ちゃんも同席して窓を開けて寝ないように、洗濯物は外に干さないように、などの助言をしていたが、実例を話した方が受け入れ易いと、

 「長崎から出て来たばかりの若い時に、洗濯して玄関横にあった物干し竿に干して置いたら、どこでどう調べたのか若い男性から電話が掛かってきて、下着を貰えませんかって。気持ち悪くて、以後気をつける様になった。」

 と言って注意を喚起した。

 加えて、三輪さんが自転車で走行中に誘拐に遭った事件など身近な体験を伝えてより臨場感をを与えていた。

 少しずつ後悔が感じられて来た。しかし、前向きで生きていかざるを得ず、出来れば、早いが更新前迄にもう一度転居したい思いが湧いて来たようだ。

 かなりの時間お話ししていたが、時計を見ると4時半だった。気付かずに、2時間半も話しをしていた。慌てて、席を立って銀行に飛んで行った。

 20日〆の社員の給与を振り込んだ。


 朝9時の始業を待って、昨日の相続人から電話攻撃を受けて居る実情を代理人の税理士にLINEで伝えて善処するように求めた。

 私は、相続人二人の内の一人の代理人でもう一人の代理人の税理士と打ち合わせしながら完結に向けて動いていた。そのもう一人の相続人が、時間も場所も関係無く電話を掛けて来て、一方的に話し続けて辞めない。

 自分の置かれている状態や場所を伝えて少しは遠慮するだろうと思っても、全く意に解さない。我慢して居るのは、精神疾患があるので相槌を打ったり同意したりしていた。

 処が、昨日は相続手続きを行うのに必要な戸籍謄本の取得して欲しい、などと要求するようになって、いよいよ限界に達したので代理人として適切なご指導をお願いした。

 謝罪と、善処する旨の連絡があった。

 

 最近、宅急便と佐川急便の配達希望時間が全く守れない。同じ日の午前中に配達を希望した。両方とも配達されなかった。午後は不在なので、翌日、不在連絡票を確認した両方とも希望した午前中どころか、3時くらいに来たようだ。

 再び、翌日、午前中の配達を希望した。同じ様に来なかった。午後3時頃には変わりが無かった。もう、再配達を要望する気が起きなかった。

 その代わり、宅急便の方は出荷元に事情を伝えて、キャンセルした。返事があって、宅急便に確認したら何らかの事故が発生して遅延してしまったという説明があった、と伝えて来た。その上で、遅延したのには変わりがなく、着払いで返付して貰う事になった、との連絡があった。

 佐川急便には、諦めて何もしなかった。出荷業者から電話があって、今日で管理期限が来て居るとの事で電話をして下さい、と言って来た。今日は出来ない、と返事した。


 午前中の大事な時間は、社員の20日〆の給与計算。大阪府からの補助金決定金額に合わせた申請書の修正要請に対する作成と報告。補助金に関わるグループの7月日程調整と原案説明書の作成とグループ内報告。

 菊ちゃんが来て、1時間程の打ち合わせ。4日目の宅地建物取引士の過去問題の10問実施。結果は3問しか正解が無かった。