行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

日曜日と言いながら平日より多忙だった

 日曜日ですが、午前中も午後からも大回転で1日が終わってしまった。予定は、午後から八尾徳洲会総合病院での日常支援委託者の退院支援で午後いちばんで昼食が終わった1時にマンションを出発した。

 先週深夜に体調が急変し入所施設から救急搬送された。施設の施設長から電話があって、

 「佐藤さん、これから八尾徳洲会総合病院に搬送されますが病院へ来れますか?」

 時計を見ると11時55分だった。

 「申し訳ないけれど無理です。明日も夕方迄予定がありまして、夕方5時位には向かえます。」

 それで、勘弁して貰った。

 2度目の病院訪問は主治医の現状報告と退院後のお話しを伺って、入所施設が主治医が求めた医療サポートが出来るか、が課題だった。直ぐに。MSWから受け入れの可否を求めて来た。

 慌てた。未だ退院は先の話と思っていた。退院許可が出ているので、との突然のことに驚きながらも、慌てて施設長に連絡する。返事が一昨日来て迎えは日曜日との返事が届いて、今日に待ち合わせした。

 先ずは、会計に行って立て替えて療養費入院費を支払う。10日間入院で7万円を超えるということは、10倍で70数万円が実際の負担額だ。高齢になって医療費が掛かれば、忽ち生活が立ちいかなくなる人が沢山いる。

 生活保護を受けていれば、何の心配も無く最高の療養医療を受けられる。病院側も、取りっぱぐれがないから、多くの治療を提供する。

 そんな事を考えた、午前と午後の退院支援で動いた事で得た感情だった。

 入院費用を支払って、8階西病棟に行って入金証明書をナースステーションに提出して、退院手続きがスタートする。

 ここの待合フロアで施設長と遭遇して、連日、迷惑をお掛けしている事の謝罪をする。

 「先程、お見かけして、別人かなと思ったんですが声が佐藤さんだったので、随分変わっていて。」

 つまり、このコロナ禍で会わない間に20kも痩せてしまったので見間違いだと思った様だ。

 受け取った薬と退院証明書を預けて、今後も宜しくお願いした。

 これで私の仕事は終わったが、施設長は深夜だろうが日曜日だろうが彼が対応しているので、いつ休んでいつ寝ているのだろうか、と気になっている。これが、人手不足の介護現場の現状だ。

 1階コンビニのイートインで一休みして、帰路の途についた。1時に出て3時間の行程だった。


 午前中は、ルーティンワークを行った後、昨日に続いて成年後見審判申立に使用する私の住民票のありかを探した。殆ど、同じ動作の繰り返しで、いよいよ見つからないので、次善の策に移行しようとした。

 その前に、色々なものが見つからない元凶の山積みの資料を整理した。1時間ほどシュッレッダーをしたりゴミ箱にの沢山の資料を捨てていた。別の方策を考えた方向で資料を作り始めた。

 事務所内を移動している時に、保存資料を並べている端に飛び上がって居る、戸籍謄本などの裏側の幾何学的模様が目に入った。えっ、と思ってその紙を手に取って表面を見ると、探していた私の住民票だった。 

 二日間、大捜査して遂に見つかった。原因は、他の資料をそこに並べたときに下に一緒に閉じてしまった。何という事か。

 喜びも束の間、変更しようとした作業を再び元に戻して1時間程で完成する。明日は、法務局に行って不足している不動産登記簿謄本を得て送付して一段落だ。

 今日の大きな仕事はもう一つあった。金曜日に大学病院MSWからの要請で、入院患者の支援要請があって面談をした。その中で一番急ぐのは賃貸物件からの退居だった。

 問題は、日がない。いや、時間がない。今月中に退居しないと来月分の家賃支払いしなければならない。もう、自宅に戻れる可能性がなく、当然、仕事が出来ないので収入が無い。

 その上、多重債務者。加えてゴミ屋敷と言う。更に加えて借金だらけなのに、一等地の高額な家賃の独居であるのに3LDKのマンション住まい。

 ゴミ屋敷で、同じ広さの退居の整理残置物撤去で55万円だった。この患者は一銭もない。先日のカンファレンスに職場の人事担当者が立ち会って話しを聞いた時には、5月分の給与、賞与、退職金が支給されると聞いた。

 口座に入ると債務処理に回るので、現金で病院に持参してMSWの預かり処理すると聞いた。

 問題は、入室する時の鍵の受け渡しだ。実兄が預かって居ると言うので、昨日から何度も電話して居るが留守番電話になる。

 今月中に退居する為に、業者の日程を抑えた。29日と31日になったが、肝心の鍵を持って居る実兄が掴まらない。昨日から、5度目にやっと掴まった。

 薄氷を踏む思いの事案解決に向けて動いた。


 夜になって、明日、急遽、決まった引越しを行うマンション管理人から電話があった。連日、すったもんだしていた大学附属病院MSWからの支援依頼のあった多重債務者の迷惑な手続きにやる気が無くなって居る。

 電話のあった管理人から、契約書上は一月前に退居の通告が必須だがなされていない。勝手に残置物の処理がなされて良いのか。

 【そんなの契約書など見ていないので、分からん。】



 残置物の一部は勤務先の所有物の物があって、その旨を東京から来た人事の社員が申し入れて来た。

 【それは会社と依頼者の関係だ。】

 などの言って来た。