行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

刑余者受け入れ前の面談に向かう

 目覚めるのは、4時台が通常で起き出すまで考えるのは朝飯を何にするか、という事で結構悩む。少し前までが、具沢山の味噌汁が決まりなので、味噌汁の味をどうするかが課題だった。

 色々考えた結果、昨日、作った野菜たっぷりのかき揚げが10個くらいあって、それを優先的に処理しないといけないので、かき揚げ天丼にするかかき揚げうどんにするか、悩んでいた。

 結局は、かき揚げの分量を見て、早く処理する為にはかき揚げ2枚を食べようと思って、ご飯やうどんなしでかき揚げだけ食べた。

 

 今日のメインイベントは、兵庫県加古川市にある軽微な犯罪を犯した人の社会復帰を訓練する「播磨社会復帰促進センター」で、近々出所する方への、受け入れ前の面談だった。

 10時に、懇意にしている不動産屋さんの専務と待ち合わせしたので、それまで出来る仕事をしておこうと気持ちがあったのだが、なかなか軌道に乗らない。

 9時前に出て、銀行のATMにむかった。振り込みを終えて、事務所に戻って各社員への給与明細を作って、各自に送信した。

 他人のを間違っては、シャレにならないので、氏名の突合を気にしながら明細表を作成した。今月は、社会保険料の改定があったので社会保険労務士からの、一覧から個人個人の改訂部分をチョイスして、明細の横に貼り付けてメールを作成して送った。

 粗大ゴミを持って階下に降りてマンションの横にあるゴミ小屋に捨てて、近くで待っている不動産会社の社員が運転する車に向かった。車の中に新人大卒の従業員が、一緒に着いて行くと言って紹介された。

 高速道路を車で直行して1時間程度で到着する。走行中、私が住宅確保をお願いしている運転する彼を相手に一人で話し続けた。

 特に、現在,心臓病で入院している私が後見人をしていた方の物件を賃貸している彼の話しになった。

 被後見人が亡くなった。その賃貸物件が相続物件になって、賃貸している物件を買い取るか新たな大家さんと賃料を改訂して賃貸を続けるか、所有者の後見人だった私が今度は相続人の代理人として売却手続きの代理人となっていた。

 その賃借人が、その時に心臓病で厳しい状態にあって、しか、その賃貸物件を利用しているので、買取は難しいだろうと思った。

 知人でもあったので、私が、売却金がを立て替えて支払って、毎月、私に4万円ずつ返済してもいいと提案したりしていた。

 不動産を賃貸している彼とその不動産会社の彼とは旧友だといい、彼に私の言動を相談して、冷たい人間だと言っていた様だ。

 不動産会社の彼は、

 「佐藤さんは、忙しいから必要のない言葉を除いて、必要な言葉だけしか言わないのでそう感じる。しかし、全額立て替えて支払ってくれて、分割で返済してくれればいい、と言ってくれる人はいない。」

 と、言ってくれたらしい。

 そんなよもやま話をして、到着したが早く着き過ぎた。1時間程度敷地内で休んで施設内に向かった。

 入り口で、警備員のチェックと面会票を作成して身分証明書を提示し担当者の出迎えを受け打ち合わせの為に事務所応接室に案内された。

 事前に、受け入れる刑余者の情報を受けた。犯罪に走った事情が悲しい。私も同じ経験があって私の場合は、感情を押し殺して生きるエネルギーに変えた。

 しかし、感動的な話ではない。私のエネルギーは、完全に恨む気持ちで、それは今の自分が出来るきっかけだった。

 その刑余者の場合は、やられたことと同じ事を他の人に行って犯罪者となった。それも繰り返し行なった。

 情報を頂いて、いよいよ面会する部屋に向かう。何度かの、静脈チエックキー🔑を通って当事者の待つ部屋に入る。

 気持ちの良い受け答えや、人間性の分かる雰囲気に、家族がこんな真面目でこの厳しい環境を抜け出そうと長い間一生懸命働いて蓄積したものを崩してしまった。彼は人生を破壊された哀れな人になってしまった。

 久しぶりに、自分達のサポートで再生出来る嬉しさを感じた。出所は先の話だが、未だ若いし何とかなるだろうと思って、30分程度の面談が終わった。

 一路、途中ラーメン屋に立ち寄って、3時頃に戻って来た。

 マンションに直帰した。電話が何本かあって、長い人は46分間お話しを聞いた。生活保護申請した、家庭崩壊に直面している方の心配性のお話しを、既に半年以上聴き続けていた。

 家庭崩壊の兆候から、崩壊して、それでも離れられない自分の事、それに対しての家族それぞれの動きや言葉、そうして結論を出せない自分とやっと出した結論が悪い方向に向かって行く後悔。

 時には大きな声で助言する私も、既に家族の一員となっている。

 成年後見審判申立の成年後見人候補者が私という案件の、相続人代理人の税理士から電話が入った。私の担当する被後見人も相続人であり代理人の私と財産額の付け合わせを行いたい、との事だが、未だ、後見人決定の通知が来ていないので、5月に入ってから日を選んで面と向かって打ち合わせする約束する。