行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

重責に、続く依頼に緊張感が

 昨日、大手施設にて説明した保証人、金銭管理や生前及び死後事務委任、日常生活支援、などの事業に対して営業も何もしていないのに一気に問い合わせや、周知したいので名刺を求められる事が今日は一日中続いた。

 いつもこんな感じで、営業せずとも周りの人がお膳立てをしてくれる。ありがたい事だ。

 いや、その前にもっと大変な事が起こりそうな気配になって来た。昨日、市役所から発信されたメールを、終日外出していたので、今日の朝に目にした。

 市の今年度の住宅政策の事業計画の中に居住支援協議会の設立に向けたロードマップがあって、その計画原案に事務局構成があり市役所内各部署が明記されていて、会長○○部長、副会長○○部長、監事○○部長と参画する各部の長が就任する予定。

 そうして、事務所は当社に置くとなっていて、事務局長は私になっていた。これから実際は打ち合わせしながら決めて行く事になるのだが、現時点で未定とはいえ身の引き締まる思いだ。

 これからも、より一層学習をして市の独自色を出しながら、実効のある組織運営に心掛けて行こうと考えている。

 そうして、始業後直ぐに問い合わせが、隣市の中心的な社会福祉法人からで、昨日、業務中核都市にある大阪府最大の医療・介護・福祉組織で説明を行って申し込みが早速あった保証人等の新たな事業について、詳細を知りたいとの問い合わせがあった。

 その件で行くと、昼に、人を介して対象者の面談希望が地域包括支援センターからあって、担当する人材育成も端緒についたばかりなので、深刻な気持ちになりながらも、受け入れた。

 続いて、夕方、入所施設有料老人ホームで金銭管理の依頼があって、本人面談と施設長と打ち合わせを行った際に、

 「自分も多くの施設の方と、この様な案件で話し合いをする時があって、佐藤さんのことを紹介したいので、名刺を何枚か頂けませんか。」

 と、言われて数枚渡しながら、大変な事になって来た、と思った。

 午前中の仕事は、昨日の契約書などの見直しと経費の4月の中間時点での処理を行った。30分程度と思っていたが、1時間近く掛かった。

 途中途中で、椅子の背もたれにもたれて、頭の中を空っぽにして、じっと出来る時間を満喫した。

 こんな時には、PCでYouTubeを見る。殆どが音楽、歌なのだが、最近は飽きもせずに「北の国から」の「初恋」。なんと言っても「横山めぐみ」さんの「れいちゃん」と純の切ない初恋が別れというかたちで終わりを迎える。

 その場面に見せる「れいちゃん」のなんとも言えない表情に引き込まれてしまう。

 その余韻に浸りながら、次の仕事に向かう。昼近くになって、以前関わった中途精神障害者の自宅から立ち退きに関わる、転居支援を求めて来た自立支援センターの相談員から電話があった。

 対象となった相談者は、障害とは関係なく、計算付くで自分の病を最大限に利用して思うがままに振る舞おうとしていたので、支援そのものを断った。

 それは、支援機関がなんでも我儘し放題を受け入れる事が優しさだと勘違いしていた様に、私どもにも我儘に振る舞う。

 例えば、男性と話したくない、佐藤は嫌いだ。紹介した不動産紹介事業所の担当者が男性だから、電話に出ない、物件の内覧は行かない。

 立ち退きに向けて、亡くなった両親と居住していた一戸建て貸家の退去に向けた引越し準備を無償の当社にどのくらい手伝ってくれるのか。自分は障害があって何も出来ない。

 無償で保証人には、どのくらいの期間やってくれるんか。重要な説明は無視して、都合が悪くなれば電話に出ない、返事はしない。自分の都合で、深夜2時頃に担当していた闘病中の菊ちゃんにメールを送る。

 菊ちゃんも気になって返信しても、何の返事も無くて益々菊ちゃんが眠れなくなって行く。精神的にも眠れない日を過ごして、助けて下さい、と菊ちゃんからのSOSがあって、この事業を始めて、最初の自分から支援打ち切りの断りを入れた。

 数日、静かだったが障がい者が動き出した。あれ程、男性は嫌だ嫌いだと断っていた筈に不動産事業所の男性の処に行くと言い出した様だ。それも、断った。

 自分で近くの不動産事業所に行って相談すると言っていたのだが、現実が分かった様で、今まで支援事業所相談員が守っていたのは、人権では無く我儘だった。

 社会福祉士などの資格は持っているが、介護も同じだが、利用者の我儘し放題を冗長させる様な付き合いしかしてこなかった一面もある。

 私どもは、障がい者に接する専門家では無いので、どこまでどう接するべきか分からない。しかし、障がい者だからと言って接する事もできない代わりに、世の中に通用する接し方は出来る。

 菊ちゃんが闘病し



ながら真面目に誠実に接しながら、限界に達した時点で守る事が出来る事例が自分の生き方だ。利用者を失うからと打算的な生き方や決断はしない。

 暑い一日だった。転機の重要な一日だった。