行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

世の中が、人の生活を蝕んでいる

 続く死亡事故は、二度あることが三度目になった。二番目から程なくして、三度目も被害者は同じ障がい者であった。

 障がい者であって、障がいの支援受けていても、65歳を過ぎれば介護保険制度の対象となって、ケアマネジャーがプランを立てる。

 前の事例と同じ様に、誰が置いたか分からない干し柿の代わりに、何と、メロンパンがテーブル上に置いてあった。

 これも、男性ヘルパーが担当していたが、前に入ったヘルパーが準備していたと思い込んで、何の疑問も持たずに、それも前と同じく彼も筋萎縮側索硬化症の患者だった。

 その患者にメロンパンを食べさせたのである。忽ち、喉につかえて絶命した。指を口の中に入れて、メロンパンを取り出そうと試みたが叶わなかった。

 その患者は、私が特に気に掛けて時間があれば、私がサポートに入っていた。関西医科大学附属病院に迎えに行って、

 「これから、よろしくお願い致します。」

 と、言われて、

 「大丈夫安心して任せてくださいね。」

 と返事していた。

 住まいが希望の1階が得られず、最初は2階に住んでいた。

 デイサービスが迎えに来ると、不自由な身体で、階段から転げて落ちる時もあって生傷が絶えなかった。デイサービスは、介護保険上家の入り口からの支援に対して保険料が支払われる。

 やっと、家を見つけて障がい者への支援制度で完全バリアフリーに住宅改修を行って、過ごし易い環境を整えたばかりだった。

 今でも、参列者が私ども数人の寂しい葬儀だった事を思い出す。遺品や遺産を受け取る者が居ても、受け取りを拒絶して携帯電話だけは私が遺品として預かり、今でも机の引き出しに保管している。


 時代が急激に変化して、一般の人の生活が荒んで来たような感じがすると先日から言っていたが、人の生活の営みの変化が、本当に身近に迫って来て居る。

 日曜日から間を置かずに、相談ごとが続いて居る。それが、今迄は、ほぼ全員が市役所や地域包括支援センター、社会福祉協議会、医療機関などを通して来たが、今年に入って自分で調べて直接相談して来た者が半数を占めている。

 日曜日は、中国地方の遠方に居住して居る方が、介護をしていた親が亡くなった。身寄りも付き合いのある親族もいない。今後の独居生活送るには田舎より都会の方が生きて行きやすいので、大阪に来て仕事して後半の人生を送りたい、そんな希望を持っていた。

 しかし、人付き合いを控えて来た事から、何事も求められる保証人や緊急連絡先が準備出来ない。わざわざ、2月に新幹線で出て来て、大阪市の住まい相談センターに行って相談する。

 URの保証人無し、敷金無し、保証金無しの住宅に一旦入居して、保証人の準備をしてから民間住宅に転居する様に言われたようだ。

 しかし、就労するつもりで、職場を得やすい街中を、選択した。都会という場所の方が人生の後半は過ごし易いという自分なりの判断だった。

 既に、この地で過ごす事を思い描いていて、行った事が無いのに地図を見ながら、例えば

 「イオンモールがあるので、大日で住まいを見つけたい。」

 と言い、今月中に来て物件の内覧をする事に設定したが、待ち合わせを、

 「大日駅にしましょう。」

 「地下鉄の大日駅ですか、モノレールの大日駅ですか?」

 と聞く。

 確かに、駅が二つあるので流石によく調べて居ると思ったが、やっぱり地図だけなので、新大阪駅からでは流石に地下鉄谷町線の方が合理的だとは気付かなかった。

 「新大阪駅から、谷町線の大日駅に来るとなると、、、」

 「大丈夫です。地図を見れば分かりますから、待ち合わせ時間だけ決めて下さい。」

 と、言われて舌を巻いた。

 その上で、ある程度の預貯金がある事などを聞いて、それでも保証人や緊急連絡先の確保が必要で、それは要相談という事にした。

 その保証人事業を具体化して、契約書や実施要項などの資料を明日の施設で最終提示をして複数人の契約を結ぶ為に、作成が終わった。

 その作業中に、大学附属病院のMSWからケース相談があった。老老世帯で、色々と金銭的な家族間の諍いがあって、負債が嵩んで行く。責任の擦り合いが、負傷に繋がって入院騒ぎを引き起こす。

 第三者が、金銭管理を行わないと再び事故事件に繋がる。そこで、家族了解の下に金銭管理をお願いしたい、との相談が一つ。

 もう一つの相談は、同じく老夫婦世帯で世帯主が脳血管の病で入院した。動けない話が出来ない。問題は、世帯主が全て行っていた銀行から生活費の引き出しが出来ない。

 世帯主名義の預金口座であり、キャッシュカードの暗証番号は世帯主しか知らない。銀行印も分からない。

 今は、病院のMSWがここまでするのか、と驚くばかりだが、患者家庭の意思を確認して、銀行との交渉、行政との生活維持の協議を経て当方にその協議結果を実行する為に依頼をして来る。

 今回は、銀行側の求めに応じて成年後見制度の利用を決め、助言を求めて来た。結果、成年後見審判申立をする事になって、サポート依頼があった。

 資料の準備に係る助言や申立書類の作成、申立人となる親族へのアドバイス的な作業である。病院のMSWと多くの事案に連携をする事で、私自身のキャリアアップに繋がる。

 先日は、同じ病院から精神的病の方の退院支援を行ったが、一旦、精神病院への入院リハビリを経て希望する地域への定住なのだが。自傷行為があり、色恋沙汰が絡んでいた。

 本妻と愛人、離縁と財産、自宅の処分や慰謝料、養育費などの問題点が発生して来て面談を精神保健福祉士と共に繰り返した。

 表面的には、解決して退院した。本妻、愛人共、財産を含めて全て失って無事解決して、安いマンションに一人住まいをする羽目となった。

 夫が原因で、離縁する事を前提、又は密かに準備している過程で住まいの確保を相談して来るケースが増えて来た。

 その密かなプランも、女性が深慮も無く安易に動くと、トラブルに巻き込まれ易い。相手も、女性だと思って普段とは違った面を見せる時がある。

 離縁を前提に準備して、不動産に手を出して住まいの確保に動く。以前、自分の名でローン組んで返済をしている間に、予測出来ない事故や病に襲われて出費が嵩んで返済が滞ってしまい、督促されてしまう事もある。

 しかし、クレジット上のブラックデータにリストアップされてしまう。次に、同じようにローンを組もうと思ったときに、既に滞りなくなく決済して終わっているので、忘れてしまっていた。

 不動産は、ルーティンワークとして形式的にチェックを掛ける。なんと、忘れていたブラックリストが表に出て、手続きがストップする。業者が別な悪辣なプランを考える。

 最初の申告が虚偽だと脅す。内容証明で損害賠償請求を通知する。消費者センターや市役所の法律相談に行く。そんな話し、聞いた事がないと言いながらも、妙案がない。

 結果的に、弁護士への相談を行って幾つかのメニューを示されるが、どのような手を使っても、多額の費用が掛かる。特に、弁護士費用は馬鹿にならない。

 午後から、2箇所の銀行にて税金の振替、業務委託料の振込、被保佐人の老人保健施設での費用支払い、コンビニで被保佐人の入院費用支払いなど行った帰還する。