行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

何故、私が生活して居る近くに移住したい

 さて、社会活動家の名刺を出して慰謝料を要求するオバさん二人。拒否すると、直接には交渉して来ないと見るや、役所の介護保険課に要求先を変えて、トラブルを一番嫌う腰掛け役所の責任者から、直々に早く解決して家族の苦情を止めろと要求して来た。

 これが、大阪府介護保険事業者指導係にでも行かれたら、問題ありきの前提で監査に入る。特に家族と名乗られて、戸籍謄本を持って来させる事などしない。

 そのおばさんとの駆け引きが、頭を悩ませていた。兎に角、要求額を出さないと、検討のしようがない、と言っても後々、脅迫とならない様に絶対に言わない。

 私も、金額を提示すると当社のミスを認めた事になる。もう一つは、このおばさんの背後に厄介者が隠れているかも知れない、という事だ。

 何度も、親族である事の証明を求めていた。私の知る限りでは、親族はいないとケアマネジャーから貰っていたサマリーに書いてある。これを証拠として説明しても、親族だと言い張っている。

 そういえば、なぜか、葬儀時に3人のオバさんが来ていた。何も、親族だという。なので、財産や残置物、遺骨などはその人達が持って行った。そのうちの二人が金銭の要求して来たのだ。

 そんな堂々巡りが数ヶ月続いて、ピタッと半年くらい連絡も要求も無かったので、もう諦めたかなと一息ついた。しかし、やはり、この手の人種はしつこいのが信条だ。

 戸籍謄本を揃えたので、会いたいと言って来た。面談して、その戸籍謄本を受け取って確認した。この当時は、誰でも他人の戸籍謄本を取得する事が出来た時代だった様な気がする。

 その戸籍謄本を見て、亡くなった方の親を遡って江戸時代生まれの親まで書いてあった。もう一方の金を要求して居る親族の親を遡って行く。同じ安政とかの江戸時代まで遡って行く。

 親や縁者を見ても、共通の人物に辿り着かない。この時に、相続などを担当していれば、親族関係なのかどうかは、また、損害賠償などを請求出来る親族関係ななのかどうかわかるのだが、其の当時の私のスキルは殆ど無くてあやふやだった。

 それでも、両方の共通の人名が見つからないので、親族関係は証明されない。その事を追求すると、

 「昔は、貰われて行ったり、貰ったのに実子で届けたりして訳の分からない時代だったので、関係を示すものはありません。」 

 平気で、そんな事を言いながら、要求して来る慰謝料。

 本当に、知らないという事はこんな時にはっきりと拒否できない。今だったら、拒否出来たのでは無いか。

 いや、逆上して行政に訴えられて監査にでも入られたら、別の問題が出て来る方が恐ろしい。行政が監査名目で入ったら、手ぶらでは帰らない。もっと大変な事になる。

 面倒になって来るのが私の性格だったので、金銭の要求額を、この日も聞いた。長い間、やり取りしてやっと行ってきた要求額が300万円だった。

 やっと、尻尾を出した。そんな金額、何故出さないといけないのか。馬鹿馬鹿しい。しかし、打算も必要だと会社の経営を考えると仕方がない。でも、会社に負担させられないので、常に連絡をとって相談していた保険会社の友人の助言に従う事にした。

 今回もウルトラCで、領収書の不要なある事に使用したとの事にする、その助言に従った。但し、300万円ではなくその6分の1の金額にして、相手に伝えた。

 当然、幾らでもいい輩だと最初から知っていたので、受け渡しを守口市駅のシティホテルのエントランスにした。保険会社から不要と言われた領収書だが、その事を伏せて要求すると金が手に入る嬉しさからなのか、直ぐに応じて証拠を残した。別に、使用する予定は無いが、念の為に。

 これで、2年に亘ったこの問題は解決する。処が、ヘルパーさんがサポートしていて利用者が亡くなったケースは、これだけでは終わらなかった。この後も続いて信じられない事が連続して行った。

 この事実を書きながら、今更ながら気付いたのは、はっきり死因や何故の事実が掴めない死亡事故が起きて居る3ケースのケアマネジャーは、同一人物なのだ。ヘルパー以外に、自由にいつでも部屋に入れるのは唯一ケアマネジャーだけだと、気付いた。

 死亡事故の二人目の事故については、次の機会に続きます。


 日曜日は、殆ど、電話が掛かって来ないので、仕事に一心に向かって捗る。今日も、目的の保証人から始まって、緊急連絡先、死後事務や立ち退き、残置物処理、基金や日常生活支援、葬儀や緊急対応などの一連の契約書や条項など作成していた。

 19日に、大阪府で一番大きな社会福祉法人で医療法人も所持していて、数えきれないほどの施設を展開して居る内の数カ所に入所して居る方の、それらの契約を求められた。

 その説明を行って、具体的に契約をして欲しいと施設長から何度も要請されて重い腰を上げた。躊躇も無くならない。なぜなら、対応する人材がいないのだ。

 私が一人だけだと、高齢者の事故や病気で入院などの手続きに多くの時間が取られる。それが、心配なのだ。何しろ、先日も施設に呼ばれて説しただけで3人から契約を求められて、19日に具体的に契約を交わす事になった。

 なので、それに対する契約書や規則、条項などを見直し、実行できる内容をチェックしながら書類を作成していた。

 その佳境に至って居る時に、一本の電話が掛かって来た。大阪府のホームページを見て電話をした、と言って自分のこれまでの境遇をお話し頂き、

 「身寄りがなくこれからの人生を考えて、都会で過ごした方が過ごしやすいと思って大阪に出ようと思いました。その中でも、コンパクトシティの守口市に住みたいと思って相談させて頂きました。」

 大阪府で、何で守口市なんだ。

 それも、私が住んでいる、

 「守口市でも、イオンモールがある大日近辺に住みたいと思っています。」

 これまで、守口市に来たいと言っていた方で、全く守口市に関係のない人が色々調べてこの地に辿り着いた人は初めてだ。

 何でも、これまで住んでいた瀬戸内海に面した福岡に近い都市なのに、都会として大阪を選択したのが不思議だ。

 不思議な事は、もっとある。大阪府発行の住宅確保要配慮者への居住支援法人名簿には、NPO法人が上から8番目、株式会社が40番目に掲載されて居る。なので、これまで外部からの電話は株式会社に掛かってくる事は記憶になかったが、今回は株式会社の名前を確認して掛かって来た。

 いつも、話を聞いて信用して結果的には騙される。そんな事が続いて居るのに今日も、不動産事業所に連絡して条件に合う物件を探して、来週にここに来て貰って内覧する段取りを整えた。

 結末はどうなることやら。