行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

必殺仕置人は実際にいた

 バブル期の象徴としてメディアは、あのジュリアナ東京のディスコ風景を取り上げてそのお立ち台の狂騒を放映する。

 しかし、それは全くの嘘で、マスコミのいい加減さが現れている。バブル崩壊後数年経過した頃にジュリア東京のディスコは始まった。

 さて、一気に飛んで介護員の詐欺事件に渦中に放り込まれた私は、受講生募集に応募して受講し修了したのに不正の専門学校の為に無資格者となった180人への説明会場へ殺される覚悟を持って、手ぐすね引いて待って居るだろう抗議集会が行われていた市民会館会場に向かった。

 一歩一歩近付く集会の行われている市民会館の部屋に入ろうと思って、空いているドアから会場内が見えた。何故かシーンと静かになっていた。大騒ぎの怒号にまみれると覚悟をしていたのだが、何故か不気味な雰囲気でそれもまた恐怖にまみれる。

 入り口を入ると、視界の横に詐欺を行った学院長が正座していたのが見ることが出来た。未だ、誰も声も出さない。その視界に、もう一人黒ずくめの男が入った。

 その男が近付いてきた。

 「佐藤さん、ちょっと外に出てくれますか。」

 と、言った男はサングラス🕶に赤いネクタイ、黒いスーツに顎髭が整っていて、恐怖心を抱かせた。外に、言われるままに出るとスーツの胸の辺りに手を入れた。

 完全にそのスジの人物を感じさせた。完全に弱みを握られていて、これから大変な負担を要求されるだろうと感じた。その胸の辺りに手を入れて、ナイフか拳銃でも出すのだろうか、と頭が真っ白になった。

 その手を表に出した時に見たのは、紙の束だった。

 「ここに出席した被害者から、委任状を貰った。あんたが交渉するのは俺とだ。俺は、右翼だ。そこいらで騒いでいる右翼とは全く違う。安心んして欲しい。〇〇党の〇〇議員が作っている、世の中で犯罪から逃れている悪い奴を懲らしめて正義が守れる様に地下組織で動いている。あんたの地域に貢献している動きは知っているので、潰す訳には行かない。被害者の中には受講料を返して欲しい人と再度受講して資格を取りたい人が一緒になっているので、この140人のうち40人は、もう資格取るのは諦めたので受講料10万円を返して欲しい!と希望しているので返してやって欲しい。400万円が無ければ立替えて俺が出す。後から詐欺で得た金をこの学院長から取るので、どちらでもいい。」

 「いや、400万円準備して40人の人に返還します。」

 「分かった。それなら、そうしよう。今日は、学院長に被害者全員に受講料を返済する念書を一人一人書かせるので、終わるのが深夜になると思う。警察が入るので、学院長は連れていかれるけど佐藤さんは参考人として学院長の事情聴取に付き添って嘘を言ったら訂正して欲しい。警察の上の方に言って置くから。」

 そう言われて、集会所に戻って希望者全員に無償で講習を受けられる様に、当社が介護員養成講座の指定を取ることを告げた。

 そうすると、被害者の代表者が立ち上がって、

 「皆さん、佐藤さんを信じてついて行きましょう。」

 と、言うと拍手が沸き起こった。

 切腹を覚悟して向かった会場で、全く予想外の展開で、必殺仕置人に助けられて被害者からは、まるで英雄扱いで、あれよあれよという間に色々な事が動いて、この対応により一層の責任感とやり遂げなければならないという責任感出て、やる気が心身に充満しているのが感じられた。

 そうして、その必殺仕置人は、

 「あんたの事は、いつでも守っているので安心して地域に貢献してほしい。何かあったら、いつでもいいから電話して欲しい。」

 と言って、氏名と電話番号を教えて貰って、登録した。

 こんなお伽話の様な事が現実に有るのだと、思った。この続きはまたいずれ。

 朝メールの確認をしていると、個人の女性名でのお問い合わせに気付いた。昨日の夜9時前位にメールが来ていた。

 内容は、「緊急連絡先」のご依頼だった。

緊急で転居する必要が生じたのですが身寄りが無いので、緊急連絡先になって欲しい、宜しければ今日5日にでも契約して欲しいので費用の金額を教えて欲しい、と言うものだった。

 確かに、これまでだったら心情的に何とかしてあげたいと思って受け入れたが、契約して直ぐに豹変してトラブルが発生した事が続いて、今は慎重に対応している。

 その方に何を伝えて理解して貰うか検討していると、7時過ぎにメールが入る。友人が受けてくれたので、キャンセルして下さい、と言うものだった。

 その上で、

 「身寄りが無いので、これからも何かとお世話になると思いますので、宜しくお願いします。」

 と結んであった。

 さて、今日の予定は朝9時からIT専門家の来社にてレクチャーを受ける事になっていた。

 急いで準備して迎えた。私の居る部屋の隣に行政書士の事務所があって、そこで相対した。処が、わざわざ福岡から来たのに話に花が咲き過ぎて2時間も会話で終わってしまった。

 気付いて10分程度仕事して解散した。

 午後に幾つかの予定を立てていたが。必要な行政書士証と行政書士公印が見つからない。どこを探しても見当たらない。

 段々と心配が心配を呼んで、外出をせずに探しに探した。見つからない。記憶を呼び起こして、遡って行政書士公印を使用した時の記憶を思い起こした。先月に岸和田市役所と和泉市役所で使った。

 いやその後、3月31日に生前及び死後事務委任契約を結んだお宅があった。その時に契約書に押印して公印を取り出している。

 電話して確認した。預かっている、と言われて張り詰めていた気持ちが緩んだ。早速、受け取りに向かう事にして他の業務を取り敢えず白紙にした。

 四條畷市に行って、何と忘れて置いて行った行政書士公印を自筆証書遺言の遺言執行者に私の名前を書いて、その公印を押印して作成していた。

 取って返して、守口市役所に入って三輪さんの期日前投票を行うのに同行してから、コンビニでイートイン。

 最後に、三菱UFJ銀行に行って、振込みを行って予定していた郵便局での手続きを残して、今日の仕事を終えた。

 夜7時半から、吹田市千里に転居したばかりの安否確認契約者に電話して30分程諸々のお話しをして元気を確認した。