行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

日本人気質を知ってからの

 まだ、公益法人にて勤務している時代に高額なセミナーを受講させて頂いた。十数回受講したと記憶している。当時の給与の4、5倍だったと思う。この浅学な私でも名前の知っている講師もいた。

 内容的に覚えているのは、ほんのわずかだが多方面の分野に精通していた方が、夜2時間一方的な発信をしていたが、話が面白い。全く飽きずに、真剣に聞き及んでいた。

 気象のお話しを、気象庁官経験者や法律のお話しを六法全書の監修に名前を見た方が、ドイツに留学していた時の話しをする。 

 例えば、留学先で日本の羊羹とお茶でドイツ人をもてなした。そうしたら、ドイツ人が言った言葉に返事が出来なかった。

 「どうして甘い羊羹を食べ渋いお茶を飲むのか?」

 と、言ってお茶が入っている湯呑みに羊羹を入れてかき混ぜて飲んだと言う、話しは記憶に残っている。

 日本人の当たり前は、外国人の不思議な事。甘いものと苦いものを口の中で時間差で入れる。珈琲をブラックで飲んで、後から砂糖とミルクを摂取する様なもの。

 また、米国大使経験者の話しで記憶に残っているのは、アメリカ合衆国大統領選選挙に立候補する陣営のパーティーに呼ばれて、挨拶の後に出陣でよく日本では歌われる「武田節」を歌ったという。

 その歌を歌った理由を聞かれて、甲斐の武田信玄の勇猛果敢にして緻密な戦略で領地を拡大して行ったお話しをしたそうです。それに対して、その話を聞いていた米国人は質問する。

 「それで、その武田氏は天下を取ったんですか?」

 絶句して、恥を掻いたとのことです。

 武田氏は、結果的に織田徳川連合軍に敗れて滅んだ事実を言えなかった。

 日本人は精神論や結果より過程を重んじる傾向がある。如何に努力したか。如何に最善を尽くしたか。何事も美化する傾向にある。

 経済的な学習で、一番大切にしている戦略がある。誰でもが知っているランチェスターの戦略である。

 簡単に言うと、セブン・イレブンの店舗展開によく現れている。私がこの大阪に来た当時、20年以上前にはセブン・イレブンのコンビニは殆ど見る事が無かった。

 それが、10年ほど前から一挙に増えた。地域を決めて一気に店舗を設置する。その一つ一つの店舗が人材だとすると、商品は武器である。人材ばかり投入しても武器が小銃なら効果が限定的で一対一の戦いである。日本の武士の時代の様に一対一の非効率的な戦いである。

 処が、武器を大砲や爆弾だったら一人の人材で多くの相手に対する事ができる。ミサイル、ICBM、核弾頭など1人の人間の操作で多くの人、国に対する事が出来る。

 私ども中小企業は、如何に優秀な武器を持つかで成果は決まる、と思って起業のテーマは人材育成に力を注いだ。自前の教育機関を作って、職業訓練校運営をして最高の効果を挙げた。

 介護は人材の優劣で結果は決まるもの。

 さて、今日は新年度のスタートの日だ、昨日は、特定非営利活動法人の決算日だった。何も考えられずに、決算対策は家賃の年額前払い転居費用の前払い、バイクの購入程度で200万円弱と他の分を合わせても350万円程度の利益圧縮に終わった。

 株式会社は、6月決算なのでもう少し日程的に余裕があるが、昨年の決算対策で購入したノートパソコンとデスクトップの2台が箱を開けずに置いてあるので、家賃年払い400万円程度と15台の携帯電話基本料金年払い位しか考えられない。

 今日は土曜日なので、電話はあまり無かったが、大事な電話を掛けた。先日、要請があって独居で高齢者の死後事務委任契約を求められて何度かの手続きを経て当事者の面談を行った。

 その際、預託金のお話しをさせて頂いた。その際、ご本人の言葉は、

 「お金が有りません。これから貯めます。」

 だったので、少し位はあるだろうと思って、その時は契約留保して戻って来た。

 また、同席したケアマネジャーが、また、馬鹿げた事を言い放った。

 「生活保護授受者というのをご存知ですよね。」

 だから何だと言うんだ。

 生活保護受給者だから、報酬無料で契約しろと言うのか。葬祭費用の負担や遺品整理や明け渡しを、誰もやる者が居なかった場合市が負担して実行するが、最初からそれを念頭に有るなら、話を持って来るな。

 その方に電話した。

 お金が貯まるか、分からないと言う。申し訳ないが、必要な一般的な金額を伝えて

 「幾らでも貯まったら連絡下さい。」

 と、お話しして電話を切った。

 周りが何を言っているのか、最近はこの様な全く預貯金のない人が多くなった。

 夕方、昨日、野菜を沢山買ってきたので野菜かき揚げ、野菜のボイルを作って保存した。