行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

妻の実家の総領逝く

 さいたま市に居る妻から電話があった。突然、何かあったのかと思ったが想像はつかなかった。

 「どう、忙しい。忙しいと思うけど、今日の朝、実家の兄さんが亡くなった。」

 「エッ。」

 声が出て来なかった。

 妻の義理の兄で、実姉の旦那。本家の総領である。

 「元々、脳梗塞を何度か患っていて、今日の朝も搬送されてそのまま逝った様で。」

 「本当か。早いな。何歳だっけ。」

 「70何歳かな。」

 「最近芸能人も、俺と同じくらいの年齢の人が結構亡くなって、段々と近付いて来ていると感じている。」

 「本当だね。」

 「それで、葬儀とかの日程は決まったの。」

 「未だ、ハッキリ分からない。」

 「俺は、ここ数日はダメだけれど、今度の土日は何とかなりそうだ。」

 「お父さんは、そんな事気にしないで仕事頑張って。葬儀には、長男を代理人として参列して貰うから。」

 「分かった。」

 「うん、連絡だけはしておかないとと思って連絡しただけだから。」

 「分かった。宜しくお願いします。」

 結婚した当初は、妻の実家で有る群馬県沼田市に年に何度も行って、お正月も沼田市で迎えていた。母親が亡くなって、父親が亡くなって、余り帰省する機会も無くなった。 

 疎遠ということは、面倒な冠婚葬祭から逃避できるという事だ。

 日本の民族の絆や繋がりをカタチ作って来た行事が集団から個人だけになって来た。初詣や成人式は個人的に行うが、親戚一同が集まって祝うことも無くなった。

 それが良いのか悪いのか。私の様に、貧乏で家をという形が成り立っていない者にとっては、面倒さから逃れられる気楽さがありがたい。

 私の家は、信じられない事だが、長男が3歳の頃から私の代理人として冠婚葬祭に参加して、私がそれらに出席する事は殆ど無い。

 時間がある時に訪れて、時期外れの花を手向けるなどの対応を一人でする事が常だ。

 いよいよ、膨大な業務に、困難な事案について顧問弁護士に相談する事と、業務依頼をする事の件で連絡を取った。取り敢えず、4ケースの概要を示して始業前にメールした。

 一つは、養子を実子として届けたので、叔父さんとの立場になって、相続権を失った件。

 一つは、亡くなって方の死後事務を終えたが、相続人が相続財産の受け取り接触を拒否している件。

 一つは、相続人が多勢居る事が分かって来て相続人調査が長時間要する事の再依頼の件。

 一つは、相続人が存在しない被保佐人の容態が予断を許さないので、意識がある内に遺言書作成を依頼したい件。

 相談する時間確保は、私の日程に合わせて貰って、2月3日になった。

 先日、厚生労働副大臣を通じて、私が企画した勉強会への厚生労働省職員の講師派遣お願いをした件について具体的な職員名などの連絡が議員を通じて来た。

 近畿厚生局担当部署課長に連絡して、との議員通じて指示があって、早速連絡させて頂いた。余計な言葉は全くなく、挨拶した途端に、

 「聞いているよ。」

 と言ってくれて、

 「時間はどのくらい必要ですか。テーマは。」

 「時間もテーマもフリーにしてあるので、その打ち合わせにお伺いしたいので如何ですか。」

 「あ、そうなんだ。いつ来ますか。」

 「私の都合で申し訳ないのですが、明日か明後日の何も4時にはお伺い出来ます。」

 「担当する者が、出張しているが、分かった。それでは、明日の4時頃ですね。」

 「はい、宜しくお願いします。」

 と、いう訳で明日4時に訪問する事になった。

 午後1時に出て、摂津市社会福祉法人施設を訪問する。私が企画した居住支援協議会設立準備勉強会でのグループワークを検討しているが、その時のファシリテーターと講評をお願いしている、大阪府ではトップクラスの社会福祉のリーダーだ。

 全て終始上手く行って、思う通りにサポートをして頂く事となった。

 私の企画した居住支援協議会設立準備勉強会への参加への勧誘を始める。地域包括支援センター市内6ヶ所へ案内書を送った。メールで、マブチ社会福祉事務所、市まちづくり課などへ送った。

 朝一番で、依頼のあった次男に100万円振り込んだ。何も聞くまいと思った。理由があって持病の喘息悪化で、休職の為の生活費だと言う。

 奥さんに内緒だと、ケツが割れているけど、追求はしない。自分なりに何か打開しようと思って居るのだろう。そのサポートをするのが親の役目だ。

 そんな、格好いい姿を子供に見せて行く、と自分勝手に酔っている。

 地域包括支援センターから、居住支援制度の学習会の件で連絡が来た。2月6日市役所内の会議室にて、社会福祉士対象だ。

 障がい者を子に持つ、枚方市居住支援相談者から居住支援の電話があった。持ち家を賃貸したい。トラブル回避することから、間に入って欲しい、という訳です。

 先日亡くなった方の大家さんから、電話があった。最後の手続きについてだ。