行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

急逝!委任契約者の覚悟に報いたい

 仙台への帰省最終日の朝、事業者から連絡があって、何と一昨日延命措置を拒否した生前及び死後事務契約者が亡くなったとの電話があった。

 非常に驚き、声も出ない。その連絡をして来た事業者は、淡々とした口調で、それも驚いた。

 「○○さんが亡くなったようです。ヘルパーさんが訪問した時に、既に亡くなっていたようです。」 

 と、報告があった。

 心の準備が整わないまま、仙台からの帰途に着いた。新幹線「やまびこ」号に乗車してから、今、せねばならない事をイメージした。その内容を、現地にサポート者にメールした。

 【ショックを受けています。今から帰阪します。明日早い時間に向かいます。

死後事務契約で、葬儀の主宰は佐藤になっていますので、喪主は佐藤にして下さい。

また、ケアマネに親族の連絡先を把握しているか聞いて下さい。お骨を菩提寺に届けたいと思っています。

分からない場合は、私の方で調査します。

不在で迷惑を掛けます。宜しく頼みます。】

 私が、遠方に3時間も掛けて入院中と自宅に戻ってきてからと2度訪問して契約を交わしてこれから色々と聴取する予定だった。

 ここ2ヶ月で、3人が同じ形態だ。これから、という方が重なっている。大変な事になった。

 そして、大阪で留守番をしている三輪さんにも刻々と情報を送って、明日朝岸和田市に向かう連絡をした。

 死後事務委任契約を交わしたのは、先週だった。延命治療を拒んでいると連絡を受けたのは、二日前だった

 喪主として、葬儀を司るのだが、お骨を菩提寺に持って行きたい。大分県竹田市のお墓を探して持って行きたい。

 身寄りも親族もいない、と言われた。生まれて故郷も、親に着いて十代で出てしまっていた。もっと、詳細を聞いておけば良かった。お墓が無い、という事案が増えて来た。

 自分がお寺を持つとか、お墓を持つとか、お寺M&Aを検索して移動中を過ごす。

 まさか、自分がそんな立場に立つと思わなかった。ここで、私が思いついたのは、出来ればお寺を持って、納骨の当てのない方への支援を出来ないか、ということで色々と検索しているが、ヒットしない。

 今回は、事業者が間に入ってサポートしてくれているので、対応がつつがなく行われている。しかし、全てはそうは行かない。先週、急逝した相続手続き中方の死後の手続きはこれからだ。先月逝去した難病の方の手続きは、最終段階に入った。

 この僅かな期間で、それも死後事務契約を結んだ方が、一人が2ヶ月半で亡くなり、一人が相続手続きを行っている最中に亡くなってしまって、親族の立ち会い出ない死後事務契約と相続手続き依頼を受けた、

 一人は、死後事務の話しが有って面談して死後事務契約を交わした1週間後に訃報に接した。

 三輪さんに、明日の準備をメールした。遺品整理の前に貴重品や残すもののチェックもしないと行けない。三輪さん親子だけでは手が足らない。先週亡くなった方もこれからなのだ。

 明日の予定は、今年中に終わらせたいと目論んでいた業務も最低限の業務処理だけで、岸和田市に向かうこととなりそうだ。