行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

そんな。亡くなってしまった。

 ここ数日、連日、ケアマネジャーから入院している相続手続き依頼者の症状について報告を受けていた。2週間ほど前に入院して、

 「1、2週間程度入院します。」

 そんな話だったので、手元にあった息子さんの相続財産を受ける手続きを行なって、最終のゆうちょ銀行へ提出するのにゆうちょ銀行指定の委任状を貰って、代理で提出して受取りはご本人にして頂く手筈を整えていた。

 しかし、1週間前に入院が長引くとの連絡に、慌てて委任状をケアマネジャーに持参して、相続財産の受取りを含めた全ての代理権を受任する委任状を頂く事にして、委任状をケアマネジャーに託した。

 先日、病室で最後の力を振り絞って委任状を書いた、と言われてケアマネジャーから委任状を受け取ってゆうちょ銀行に相続手続き書類を提出したのが、昨日、だった。

 その提出した時に、余命がここ数日と聞き、唖然とした。親族が新潟県から大阪向かう準備をするが、北陸地方の大雪で不確定だと報告を受けた。

 1時から、東大阪市の福祉施設にて保証人について会議があるので、向かっていた12時過ぎにケアマネジャーから、相続手続き依頼者が亡くなった、との報告を受けた。

 今日の予定だった相続人との生前及び死後事務の打ち合わせ場所を葬儀社に変更して、概ねの到着時間を伝える。

 所が、福祉施設での会議に参加する協働業者が時間を1時間勘違いして、遅れるというアクシデントを引き起こす。

 会議が上手く纏まって、いよいよ保証人事業が開始される事となった。

 急いで、東大阪市から門真市の葬儀社にとって返したが、予定より30分遅れてしまった。慌ただしく、打ち合わせして今後の死後事務と相続手続きの委任を相続人になった相続人から受けて、間断なく動く。

 葬儀費用一式を、立て替えて支払い、遺体が安置されている斎場に向かって最後のお別れをした。雪深い新潟県から結局朝6時に出発して新幹線を乗り継いで来たという。

 暫くお話しをして、お亡くなりになるまで入院していた病院へ行って、入院治療費用を代理納付を行った。

 今日の立て替えて支払いをした額は、相当な額に至った。それなりの手持ち資金を持っているので、気は楽だと思っている。遠方から来た親族さんに葬儀社が請求書を示して、支払いを求める様は大阪ならではの、道徳観欠如のなせる技か。

 その負担が出来る程の現金を持っている訳が無いので、今後の多くの手続きに負担する場面が出て来るので、管理上一本化した方が後々管理し易い。

 病院も、ケアマネジャーにいつ支払ってくれるのか、と私と葬儀社にいる時に電話があった。ケアマネジャーに負担をかける訳行かないにで、私が立て替えて支払いに行く事を申し出た。

 病院としての立場が有るだろうが、支払いが終わった後に、病室の担当だった看護師とMSWがナースステーションから来て、最後の様子などを伝えてくれてお悔やみを頂いた。

 ご親族のお話しを聞き、直系親族が生存していない現状から、二桁という多くの相続人が存在していて、年明けから長期の相続手続きになる覚悟を持った。

 戻って来た時には、寒々とした



漆黒の闇だった。