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宮城県人としての高校野球仙台育英高校の思い出

 「歴史を変えるなら今」 仙台育英、いざ決勝へ 東北勢の悲願成就まであと1勝


 長い高校野球の歴史の中で、春夏大会を通じて優勝旗の巷間言われる福島県白河越えはかつてない。
 優勝旗を持ち帰るのは、悲願と言えば悲願だ。しかし、私が仙台で過ごした小学生から高校卒業まで、いや、卒業しても、県人会に入っても、このチームに対する悲願と言う意識は高くなかった。
 特に、仙台、宮城県の高校野球の代表と言えば、「仙台育英学園高等学校」と「南光学東北等学校」の2大スポーツ私立高校が交互に出場をしていた。今でも、ほぼ、同じことの繰り返しだ。
 多くの県外の中学生有名選手をスカウトして連れて来ても、排他的な仙台人のポリシーには合わずにいたような記憶がある。なので、代表にどちらかがなっても仙台が一丸となって応援する、という他県に見られるような光景はなかったような気がする。
 両校は、特に仙台育英学園高等学校は日本一のマンモス校で、5,6千人の生徒を擁していて、仙台市内外でトラブルを引き起こすことが多く、親しみやすいと言う意識はない。関わりたくないという、感じで過ごしていた。
 それは、県外に出て、この甲子園に近い大阪に住んでいても同じで、県人会からの甲子園への応援勧誘があって、毎年その他にも京都での都道府県対応女子駅伝など多くのスポーツ大会の宮城県代表の応援に誘われるが、殆どが役員の義務仕事のようなものだった。
 それが、今年はあれよあれよ、という間に決勝進出した。これまでの、決勝進出では最後の最後まで全力を尽くしたが、敗れた。
 スポーツは、私の中では勝って初めて評価される。過程など、勝者の言う事だ。その勝者にどうやら、今年はかなりの確率で近づいている。
 そうなると、なんと、これまでの思いを押しのけて郷土意識が沸いて来た。
 結果は分からないが、祈る気持ちは相手の関係者だって同じこと。
 全力を尽くしてなどと言わない、必ず勝って欲しい。
 そう祈る自分がいる。