行政書士から拡張業務へ

基本資格行政書士を活用して代書屋からの展開

何と、買い取った会社に

 騙す積もりに対して信じることしか知らない私は、隠されている罠の事実を知らずに会社を買い取ってしまった。売った人間は、濡れ手に泡の売却に加えて借金から逃れられた。

 ある機会から、不動産屋に事務所の半分を貸した。そこで働いていた1級建築士と知り合って、いつも愚痴を聞かされて同情していた。

 奴のの人生の刹那さに同情していた。そんな時に、私が大きな隙を見せていた。

 自分は以前工務店を経営していたとの話の流れと、当時、私はオーナーから会社を乗っ取ると疑いを掛けられて退職勧告を受けていたので、埼玉に帰らずに大阪に残る様に周辺から言われていて悩んでいるのを見てチャンスと思ったのだろう。

 その建築士が休眠になっている自分が経営していた工務店を買い取ってくれと持ち掛けられた。株式会社だったので、私が退職した場合には、直ぐに介護事業指定を申請出来ると結果的に買取りをする判断した。

 購入して1年間は、奴を役員に留め置いて何か不都合な事が起こらないか、様子を見ていた。奴は、建築士から足を洗って屋台のラーメン屋でも開業すると言っていた。

 その伏線があって、いずれ交わる。

 独立後余りにも売上が毎月急上昇するものだから運転資金が追いつかない。唯一の選択肢として、遂に、借金する事を決断して顧問税理士に言われて国民金融公庫、現在の政策金融公庫に500万円の借入申込みを行った。

 通常なら10日程も経ずして融資決定通知が為されると言われていた。所が、2週間、3週間過ぎても何の返事もない。

 税理士から、却下されたと言われたのは、ひと月以上経過してからだった。理由を聞きに国民金融公庫に行ったが、ハッキリと理由は言われなかったが、買い取った会社に問題があると言われた。

 その時には、既に、工務店を売った奴は役員から外していた。

 暫くして、債権回収機構という機関から負債の支払い督促状が届いた。借金をしていて、返済も出来ずに利子が雪だるま式に増えていた。何とバカな事をしたものだ。

 私が、奴の借金を、自己資金を支払って買い取った様なものだった。世間を知らずに会社経営などするものではない、独立して次々と詐欺に遭って後悔した。

 債権回収機構から、代表者印を持参して来るように呼び出された。こんな馬鹿げた事に時間を取られる情け無さ。

 その機構では、返済計画を求められれた。私が被害者である事など関係がない。サービサーが強く迫る中、立ち上げたばかりで詐欺に遭って、資金不足である事を訴えて、毎月1万円返済で納得して貰った。

 それも大事だったが、火の車の会社の運転資金確保が最優先になっていた。資金が無ければ、社員にもヘルパーさんにも報酬が支払えなくなる。

 それが、タイミング良くファクタリングシステムをトヨタ自動車系列の商社が売り込んで来た。介護保険請求時に債権を買い取って80%を直ぐに振り込んでくる。

 つまり、1000万円売上げても入金が2ヶ月後の末なのだが、請求後1週間以内に800万円振り込まれて、2ヶ月後の決済日に20%振り込んでくる。

 早速、契約して何とか息が出来るようになった。

 それでも、この焦付き会社を買わなければ法人設立と介護法人指定取得に何ヶ月という時間が掛かって、今のような結果は得られず埼玉に逃げ帰っていたかも知れない。

 内憂外患とは、私に与えられた言葉なのだろう、と思う程、トラブルが続く。今度は、管理に手が回らなかった社内での問題が連続して勃発する。

 普通の人間は、大阪では起業できない。人を騙す能力が無ければ、金銭的な余裕があれば可能だ。

 

 昨年度の補助金申請に対する実績報告を終えて、順次入金されて来た。残りは、300万円程度の大阪府からの入金待ちというところ。未だ、入金されない中で、次の補助金申請書作成も佳境に入って来た。

 色々と調べながら一行1項目事に纏めて行く楽しさ。本当に楽しい。特に居住確保要配慮者への支援メニューで、新たに外国人向けの支援をやって見たいと今日の午前中の殆どを使って学習した。

 先日、東京からミャンマーの人材派遣会社の日本支社長がミャンマー人の秘書を連れて新大阪駅に来た。わざわざ、私に会う為にそれも1時間程度しか会えなかったが、その熱意に応えたい。

 そこで、今期の補助金事業を7種類リストアップして、5種類までは軽度な内容にしてラスト2種類に時間を掛けて事業の具体的内容と予算額を積み上げた。

 前期で、地域で活動する人材育成のプランを作った。運用マニュアルを作成したので、今期は実行することにした。

 そのターゲットは、先日、大阪府住宅供給公社でのセミナーを実施した際に、聞きつけた団体の責任者が主催者の自治会の会長にパンフレットを預けていてくれた。

 以前、私が行なっていたセミナーの生徒だった。彼は、今、認定NPO法人の理事長を務めていた。

 以前の大阪府老人大学で現在の認定NPO法人北大阪コミュニティカレッジの理事長だった。

 頂いたパンフレットやコミュニティカレッジの会報を見てみると趣味を中心に学習も加えてセミナーを定期的に行なっている。

 その方たちを教育させて頂いて、地域に根差した活動をして貰えれば有難いと思って、提案事項をメールで送った。

 早速返事が来た。私が、この様にアクションを起こす際には、変に自信があって成功した時の事を想像していつも待っている。

 なので、失敗した時のショックは大きい。今回もまた、同じ様に当然日程の調整を言って来るに違いない、と思って待っていた。

 その通りに返事が来た。ホッとして気を許したか。私が希望した日が決まってその日を言い返した積りだったが、違った日を打った様で、間違った日で変更しますか、と言って来た。 

 私が、王蟲返に返事しなかったら、大変な事になった。

 その人材育成と、保証人・緊急連絡先事業は連動している。その流れは、残置物処理に繋がり最終的には基金に到達する。

 基金が、金銭的課題を抱えていて、その課題解決が出来ない方へのサポートへと還流される。遺贈にも似た運用スタイルだ。

 さて、もうひとつの事業の中心が、ミャンマー人技能実習生をターゲットにした、支援策だ。今回は、検討や実現に向けたロードマップの構築まで行きたいと思っている。