長男へ何かを残したい
何を思っていたのか、日にちを勘違いしていた。実は、長男がITのシステムエンジニアの職に就いていて、先月、完全なる病人の様な口調で電話を掛けて来た。聞けば、適応障害の診断で休職をしていた。
電話の声を聞いただけで、異常を察知して直ぐに退職手続きを取る様に指示して、SOSの電話から2週間後の5月末に退職させた。今でも、思い出すと、ゾーッとする。夢遊病者の様に電話を掛けて来て、
「どうした。何か、あったか。」
「別に何も無いけど。」
その言葉では無く、文章で言えば「行間」を読むだが、「含み」と、言うのか。
それでも、ハッキリ言えない思いをさせている不憫さを拭えきれなかった。
6月1日から、東京の上野にある長男が現在居住している賃貸マンションを東京事務所として会社が転貸の取り扱いで、家賃も会社が負担する事にした。
毎日、やり取りをしているが徐々に普段の長男に戻って来て、現在ではすっかり快復して全く違和感なく過ごしている。
私も、今までアナログだった日々の管理や書式などお願いして少しずつIT化の恩恵を受けられる様になって来た。問題は、私が何をIT化して貰った方が良いのか分からない事である。
それと、やはり長男が今あるスキルを活かして独り立ちして欲しいと思って、チャンスを伺っていた。以前から、目を付けている障がい者向け事業のITを活用した事業があって、それの募集に遭遇した。
詳細を創業者と打ち合わせを希望して、今日の午後3時半にzoomでの時間を設定した。
昼から、菊ちゃんと三輪さんを交えて懇親会を予定していた。
菊ちゃんと三輪さんの誕生会を5月に設定した時に菊ちゃんの体調不良で、菊ちゃんとの機会を失った。その後穴埋めだった。
その時間を3時迄にして、事務所に戻れば丁度よいzoomの時間になるので、その時間に戻ってzoomをセッティングして時間が来るのを待っていた。
時間が来て、相手がモニターに出るのを待っていた。出ない、時間が経過した。それでも出ない。一旦退出して、再度、相手からのメールを確認すると、また、私の失敗だった。3時半は間違いないが今日ではなく明日だった。
ガックリした。長男の、福祉に全く知識が無く一般的な管理業務をIT活用して果たして出来るのか。どこまでサポートしてくれるのか。初期投資額が700万円で、利益が上がって資金が回転良く回るまでに1000万円は覚悟している。
全ては、明日だ。なんと言っても、本人にやる気と情熱があるかが問題だ。まだ、何も言っていないし聞いてもいない。
さて、問題の昨日突然事務所に来た出所間もない人の住居確保の今日の動きだ。残念ながら、私の思いが通らなかった。11時に電話を貰って、知人の融通がきく不動産仲介業者に繋いだ。
住居案内して、今後の生活を不動産仲介業者と話し合ったと思う。その報告が仲介業者から来た。昨日、私が今後の収入確保について本人に確認した。
「生活保護は受けずに、鳶職の経験があるので仕事は直ぐに見つかる。住所が無いと応募も出来ないから家を探して下さい。」
との、事だった。
それが、朝、不動産仲介業者が、
「家賃の未収の上に行方不明になる出所者が後を絶たないので、生活保護費を受給して貰った方が有難い。」
と、言っていたので、心配していた。
「市に明日生活保護の申請に行くことにした」
と報告があった。
ガックリした。
さて、12時にイオンモール4階フードコートで菊ちゃんと三輪さんとで待ち合わせして、今日は迷わずに簡単に「えびのや」の天麩羅を食べる事にした。1500円位の海鮮御前に3人とも珍しく同じモノを決めた。
私は、昨日も今日も外食で3年前の太って不健康な生活パターンに戻った罪悪感を抱きながら、食べ放題の明太子で丼飯の大半を食べた。
美味しい美味しいと言いながら、今度は天麩羅中心の白米少々のパターンでエビ2尾、イカ、茄子、サツマイモ、白身魚と続いて最後に穴子一本を味わって終えた。
終わってから、階下の丸福珈琲店に入って、彼女らはケーキセットで私はダブルアメリカンをホットで頂いた。
積もる話を楽しくしていた。その間、出所して来た人を連れて物件内見をしたあとの報告が、不動産仲介業者からあった。
菊ちゃんの実家が、長崎県島原市にあって既に帰らない菊ちゃんの実家の持ち主である山林の処分を悩んでいたので、私が買取る申し出をしていた。その図面や固定資産税納付書の写しも持って来たので頂いた。
売却額を聞いたが、評価額でとの事で数万円だった。そんな話しをしていると、相続手続きを行なっている私が代理人の同じ相続人の実姉からの電話が入った。
彼女も精神疾患を患っているので、対応が大変なのだ。闇雲に電話して来て、息継ぎもせずに長時間話し続ける。長い時で40分を超える時もあった。
今日は、相続物件のうち査定価格が殆どなく税金が無税な丹波篠山と滋賀県の土地を姉弟で押し付けあっている。その土地についてまた押し付け合って来たので、
「それじゃ、私が購入しますか。」
「本当ですか。」
「はい、一旦、相続されてから買い取りましょう。」
「税理士の先生が4、50万円くらいで売れるかも知れない、と言っていたんですが。」
「評価額が殆ど無いのに、そんなに高くは無理です。」
「10万円くらいですか?」
「そうですね。」
「ありがとうございます。」
そう言って決めた。
精神疾患と言えば、成年後見審判申立人となって準備していた尼崎市の方が、連休明けに電話した時に奥さんが、申立人が急に記憶が無くなってとパニックになっていた。
その後、一月経過して朝に電話して状況を聞いた。奥さんのパニックは抑えられていたが、申立人の病状は脳梗塞で言語障害、記憶障害、身体に麻痺が残る大変な状況だった。成年後見の申立人の任には耐えられない、と覚悟した。
ハッピーライフを送る為に、サポートする制度や支援内容を一目瞭然で理解出来るパンフレットを作った。その最終校正を行って1000部の印刷をお願いした。
これから、次の細目のパンフレットを作り始める。先ず、保証人と緊急連絡先のを作ろうと思う。最終的に、個別のを組んで一冊の小冊子にしようと思う。
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