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神戸殺人事件の防犯カメラに連想した当社の事件

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 神戸でマンション内で、つけて来た男にナイフで刺されて死亡した殺人事件は、防犯カメラを繋いで事件解決の重要な鍵を握って事件史上最短で殺人犯が逮捕された。

 その防犯カメラで思い出す当社にまつわる事件が二つある。一つは、今日の朝事務所に出勤した時にも不快なアラカン男性の行動があった。事務所隣に住む近隣の鼻摘み男性なのだが、以前、当社後見センター事務所をスコープ越しに覗くとか、ドアを開けると目の前に立って居るとか不審な気持ち悪い行動があって、已むに止まれず、隣人の部屋に向けて防犯カメラを設置した。

 私の事務所がその後見センターの隣にあって、私もドアを開けると目の前に立っていたり、後ろを向いて外を見て居る姿勢を見せていた。不気味で何をするか分からず、目を合わせない様にして居る。そうして、今日もだが事務所に向けて廊下を歩いて居ると、突然、隣人の部屋のドアが開いて其奴が出て来て私が事務所の鍵を開けて室内に入る迄ジッと見て居る。

 これが連日なので不気味で不快だ。何の目的でその様な行動に出るのか、さっぱり理解出来ない。形になって居る被害はないので、誰にも訴える事ができない。しかし、毎日、何度も顔を合わせる。しかし、一度として挨拶を交わした事はない。

 その事と、もう一つは20年くらい前の事である。ある付き合いのある事業者から親族の女性の雇用を懇願されて、断り続けていたが押されて採用に踏み切った。バーターで当社の依頼を受け入れてくれた。採用する事にして面談をした。鹿児島県から大阪に来たばかりの高校新卒だった。

 その親族の家に住んでいた筈なのだが、可笑しな話しに振り回される。鹿児島県のお土産を持って挨拶に来て、高校で資格取得して来たので、直ぐに働くことが出来た。最初から遅くまで仕事をしていたので、遅くなって何か事故が起きては遠くの親に申し訳ないと、三輪さんの運転で車で送って行く事にした。住所を聞くと兵庫県の神戸市だった。

 家の近くに下ろしたのが、最初に聞いた住所と異なっていたので、不思議に思ったけれど深くは考えなかった。しかし、直ぐに勤務態度が乱れて来た。朝、出勤しないので連絡すると他の事業所で夜勤していて、タクシー代金出してくれるならこれから向かうという。今いる場所は言うが、夜勤して居る施設に名前を忘れたと可笑しなことを言う。

 どんな程度のやつなのか、お荷物になるなと思った。今度は、通勤費を要求して来た。特にバス通勤の部分があって不審感を持っていたので、申告のバス会社の通路を調べたが申告したバス停にその会社のバスは走っていない。不正申告だったので追求しても平気な顔をして返事せずに通す。

 突然、出勤しなくなる。2週間くらい無断休暇だった。会社全体が相手せずと言う姿勢だったので、誰もが気にせず無視を決め込んでいた。何も言って来ない彼女からメールが私の携帯電話に入って来た。精神的な病で起き上がれない、などと訴えて来た。

 無視する訳にもいかず、常識的な応対をした。そうして、前に進まない会話にいよいよ動き出した。他人に話せない被害にあったので、三輪さんに相談したいと言う。家から出るのが怖いので、近くまで来て欲しい、と言う。意味深な言葉をメールで告げて来て対応せずにはいられない、本意ではないが彼女にシナリオに沿って動いた。

 そうして日時を決めて、三輪さんが単独で奴の住まいの近くの喫茶店で面談した。その時の話は、会社が終わって帰る時に駅の近くで、大きなワンボックスカーに引き摺り込まれて、連れ回されて暴行を受けて解放された、と言うものだった。

 勤務先の責任者として事件が構築されたら、最悪会社廃業も覚悟した。親御さんや親族の知人に申し訳ない気持ちを抱いていた。三輪さんから報告を受けて、本人の了解を得て警察署に訴えた。警察署からは、本人の事情を聞きたいとの要請で本人を説得して警察署に同行して被害を申告した。その後、担当となった婦人警察官を伴って現地確認に同行した。

 ワンボックスカーに連れ込まれた現場や立ち寄ったと言うコンビニ、暴行を受けたと言う公園などを巡って防犯カメラの位置を確認して、駅や店などに寄って防犯カメラのテープを回収して回った。

 それから1週間程度経過してから、本人を外して三輪さんと私が警察署に呼ばれた。知らされた事実は、事件の現場となった駅前、立ち寄ったというコンビニ、暴行を受けたと言う公園から提供を受けた防犯カメラの事件のあった日時の録画を再現したが、申告のあった黒のワンボックスカーや数人の男性などの画像は一切写っていないので、虚偽の申告だと通告されて、精神系の病院で治療を受ける様に指導された。

 非常に恥ずかしい事だった。自分の人を信じる幼稚な精神に恥を知った。人の上に立つ能力は私にはないと、警察署を動かして大きな迷惑を掛けたと自分追い詰めた。二度と奴と会う事も話すこともこれを機に無くなった。

 親の手に負えず、遠くの大阪の親族に押し付けて、受けたは良いが余りの傍若無人な振る舞いに手を焼いて私に押し付けて来た。

 これ以後、知人と私の交流は終わった。もうあれから20年以上経過して居るので、彼女も40歳前後だろう。どの様な人生を歩んでいるのだろうか。

 あの事件の後、知人にやんわりとクレームを入れたが、強い口調で私が面談して決めた採用なので、自分には責任は無い、と言い放っていた。

 さて、今日も昨日も昼間の暑さには辟易したが、不思議な事に朝は昨日も今日も爽やかな朝でした。気持ちの良い秋を想起させる様な気候だった。事務所では、午前中一杯株式会社の決算資料を作成して、明日中には完成する目処がついたので、午後は休養に充てた。