DV被害訴え逃避先の相談と東京都大井町の記憶
祝日で三輪さんも休暇だし、午前中の事務所勤務だけで、午後はマンションでゴロ寝で過ごした。
その午前中の勤務中に1本の電話があった。声質は若そうな印象だった。慌てた口調で、早口に一気に捲し立てる。要点は、半同棲の男性からDVを受けている。警察出動沙汰にもなって、大阪市内区役所に相談して避難出来るような住居に転居したいと、大阪市内や近隣の幾つかの市の不動産管理会社を訪ねて、気に入った物件を申し込むも、保証会社の審査にて全て刎ねられてダメだった。
現在居住している賃貸物件は、事情は分からないが今月中に出る様に要求されている。予測は付いたが、なぜ、全ての物件にて保証会社から拒否されたのか聞いた。一つは、携帯電話料金の不払いである。もう一つは、先日初めて事例に遭遇したが預金口座の転売だった。
この行為は、悪行である社会問題化している各種詐欺に使用されている可能性があって犯罪である。どんな努力をしようが、ブラックリストから抜け出す事が出来ない。周辺の関わりのある専門家が、利益が享受できる様に動いて何とかなった経験がある。
しかしながら、この相談者の賃貸住宅の借り入れでは、そう簡単ではない。方策として頭に浮かんだのが、転貸というサブリース方式だ。私が、今年初めて行ったシステムだが、その後が大変だった。入居者が病に倒れて金銭管理が不可能になった。預金通帳の管理を請け負った者が、契約書に基づく行為を履行しないので、貸主である私に住居オーナーから家賃等の請求が来る。
または、超高齢者で携帯電話も所持していないので、連絡のつけようが無いが、手続きが出来ないので私に家賃の請求が来るので立て替えて支払うが、取り戻す説明も上手く通じない。疑い深い人で、詐欺の様に感じているかも知れない。
好意で連帯保証人になったり、私が借主になって住まわせても、私に被害が及ばない手続きも上手く出来ず大きな負担や時間が失われてしまって、失った金銭を取り戻す為に動いても相手が高齢者だったり世間では弱い立場の人になり、まるで私が詐欺者か弱者イジメをしているような錯覚に襲われる。
相談者が、気が急いているのか私の言葉が耳に入らない様な感じだったので、面談の要請をした。受け入れてくれたので日時と場所を決めた。
疑念が残る。言わされているのか?と言う様な思いが浮かんだ。相談者ではなく、DV加害者がブラックリスト掲載者で何らかの理由、例えば、家賃を支払わず或いは、集合住宅内でトラブルを起こして退去要請が出ているなどの、裏の疑いを持ってしまう。これまでの、不誠実な相談者の言動から疑心暗鬼になっている様だ。
午後になって、マンションに戻る。早速、昼食を作った。イワシの三枚おろしがあったので、天ぷらにした。一緒に舞茸も揚げた。天丼の味付けをして、残り物と併せてオカズにして頂いた。
夕食は、残った天ぷらできしめんを頂いた。冷蔵庫の奥に、自家製煮凝りを忘れて居て取り出すと表面に厚い白いカビの様なモノが張り巡らされて居た。
いよいよ今年のゴールデンウィークも明日が最終日だ。
そういえば、何となく自分は結婚して今年が50年目だと思った。それが、不思議な事に「孤独のグルメ」を夕方見た。東京都品川区大井町が舞台だったが、実は私が若い頃3年だけ住んでいた。その3年の間に、無謀にも結婚した。妻には、こんな男と結婚してくれて感謝している。感謝の気持ちをカタチで表す為に、妻には会社勤めを辞めて家を守って貰い働きに働いた。
何とか、人生の後半に来て老後の安心を得られる様になった。後少し、慎重に生きて老残の身を晒さないようにしたい。


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