終活のお手本高齢者と保証人に向けて
午後から、東大阪市瓢箪山商店街から生駒山方面へ息咳切ってなだらかな坂を登って10分の場所にあった、指定されたハイツ前に着いた。他の同席する地域包括支援センター保健師と紹介して来た事業者を待つ時間があったので、「ハイツ」という意味を調べた。
成程、坂の上にある居住地という事で、間違いない、と納得した。遠くから、坂道を走って来る事業者とバイクに乗って来た熊のヌイグルミのような保健師さんと同時位に着いた。
早速、ハイツの一室に入って挨拶し名刺をお渡しした。米寿とは思えない若々しくて今日のお話しの為に娘さんでも来たのかと思ってしまった。言葉もハキハキして余分な言葉は挟まずに受け答えも打てば響く、いや、その先を行く。
つまり、聞きたい事に聞く前に答えるような感じだった。この日の様に、保証人や緊急連絡先などのご依頼に一番苦労するのは負担が生じるという事を理解して貰う事に一番の気遣いをする。何しろ、周辺の関わっている支援員が調子の良い事を言って負担が無い様な事を事前に言ったりする。
高齢者だとか生活困窮者だとか生活保護受給者などを振りかざして、行政やNPO法人が負担のない様に計らうのが当然だという気持ちになっている。
先日の相談者も米寿だった。今まで優しく説明しても、負担が生じるとお話しすると急に不機嫌になって、大体が断って来る。その負担するお金を所持していないからだ。なので、最初から疑問形でお話しした。
貴方は、何故保証人が必要なのか?
病院や施設は、何故保証人を求めるのか?
貴方が負担すべき治療費や入所費を払えなかったら、誰が、その負担をするのか?
私共が保証人になって、マイナス分を自分たちの財産を持ち出して負担する事はないです。
その様に説明すると、それは当然です、と言いながら自分の終活に向けた準備と亡くなったあとを決めていてスッキリしたお話しを聞いた。潔いというか、立派だというかまるで武士の様にその決めた内容を聞いて、どの程度の負担が必要か聞かれて、返事をした金額の倍ほど準備していたと言い、お願いした時点で通帳、印鑑、キャッシュカードをお渡しします、と言われた。
そこまですんなり進むとは思わなかったので、どれだけのサポートを提供するか概要をお話しすると、これで心の負担が亡くなってスッキリしたと言われた。
同席していた地域包括支援センターと同じ法人が運営している系列法人が運営しているケアハウスへ何度か行って、デイサービスや食事など体験してそこに入所したいとの希望を述べられていたので、本来なら時間を置いて契約の話しをするが、今日は施設の契約書が出来次第当方も契約する事を伝えた。
本人は既に入所するつもりで、家の荷物を処分したり転居の準備をしていた。今月中に入所したいとの希望があったが、地域包括支援センター保健師は満室なので直ぐの入所は厳しいとお伝えしていた。
身寄りのない高齢者はチャンスに到達出来ない厳しさを感じていたが、このかたの様に老後を認識して準備を怠りなくする事で思い通りの最後の人生を手繰り寄せる事が出来る。立派な最後の生き方だ。
外に出てから、口々に絶賛していた。この様な方の事例を皆さんに公表する事によって、多くのこれから老後を迎える方々の指針となると思う。高齢者と言えど、国に甘える事なく立派な最後の人生を送って欲しい。いつ迄も、介護保険など有ると思わない方が良い。年金と同じで、充分な足りる年金支給は何十年も前に終わっている。
先日、成年後見制度を活用したいので、制度説明を障がい者自立支援センターから依頼されて後見センターにその任をお願いした。しかし、訪問した当日に急遽入院された。そうして、今日、自立支援センター担当者から電話で相談者が亡くなったとの連絡があった。
また、リハビリテーション病院から居住確保と就労の支援を依頼されていて数回面談を行って具体的に動き始めたが、昨日、リハビリテーション病院から連絡があって、首の手術になりその際菌が入ってしまい、転院して来た当初入院していた警察病院へ戻ったとの事で動き出した支援を一旦ストップとの要請があった。


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